- PAVILION -パビリオン紹介

null2(ヌルヌル)のコンセプト

「null2(ヌルヌル)」は、メディアアーティスト落合陽一がプロデュースする「いのちを磨く」をテーマに掲げるパビリオンです。人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体として設計され、訪れる人々の身体をデジタル化し、パビリオン内で有機的に変形する「Mirrored Body®(ミラードボディ)」と対話することができます。

nullとはコンピュータプログラミングで「値がない」状態を意味します。本パビリオン「null2」では、この「何もない」状態を「新しい価値が生まれる可能性の場」と捉え直し、物質と情報、リアルとバーチャルの間で新しい生命観を提唱します。自然と人工物、身体と情報空間が融合した「デジタルネイチャー(計算機自然)」を体験することで、来場者の皆様に新しい自己認識や生命観を提供します。

「null2」は従来の鏡の概念を再発明し、訪れる人々に「自己との遭遇」という前例のない体験を提供します。

ダイナミックな外観デザイン

ダイナミックな外観

パビリオンの外観は、動的な鏡面素材によって構成され、常に変形しながら周囲の環境や来場者自身を映し出します。建物自体が生命体のように呼吸し、環境に応答する姿は、従来の建築概念を超えた新しい空間体験を提供します。

ミラードボディとの対話

ミラードボディとの対話

パビリオン内では、来場者のスキャンデータから生成された「Mirrored Body®」が自律的に動作し、自分自身の反映でありながら独自の意思を持つかのように振る舞います。この独特な自己との対話を通じて、生命の本質や自己認識について深く考える機会を提供します。

無限反射空間

無限反射空間

天井と床の鏡面状LEDによって構成される内部空間は、無限に広がる反射世界を生み出します。視覚的な無限性と物理的な有限性が交差するこの空間で、来場者は時間と空間の認識を新たにし、自己と宇宙の関係性について考えを深めることができます。

茶室

茶室

パビリオンの外に設置された「茶室」では、落合陽一の代表作品が展示されています。伝統と革新が融合した空間で、デジタル技術によって拡張された新しい茶の湯の形を体験できます。

バーチャル万博 - オンラインで体験するnull2

バーチャル万博 null²

大阪・関西万博と並行して開催中の「バーチャル万博・空飛ぶ夢洲」にて、null2のコンセプトを体験できる「バーチャルパビリオン」を開設しています。 流動的で有機的な映像に包まれたChaoticな空間を彷徨いながら、大阪・夢洲のリアルnull2のデジタルアーカイブに触れることで、現実の万博を訪れることができない方々はもちろん、リアルnull2に来館された方も、近い将来訪れるバーチャルとリアルが溶け合い一体化した「計算機自然」の世界を、より強く・より身近に感じられるでしょう。 来場者には、パビリオンのテーマ:「いのちを磨く」を体現した、全身をヌル化できる特典アバター衣装をもれなく配布中。 ぜひ【ヌルの世界】をご体感ください。

バーチャル万博へアクセス

Matterportで制作したデジタルアーカイブ

Matterport デジタルアーカイブ

バーチャルパビリオン内からも入れるMatterportで制作したデジタルアーカイブもぜひ併せてご体感ください。 高精度な3Dスキャン技術により、パビリオンの詳細を忠実に再現したデジタル空間で、null2の世界をより深く探索することができます。

Matterportデジタルアーカイブを体験